写真は台南白河鎮「蓮の資料館」に展示されている
清朝時代の衣装。蓮紋様の刺繍が施されれています。
★中国最古の百科事典『欽定古今図書集成』(きんていここんとしょしゅうせい)講読会の第二シリーズを4月から12月(9回の予定)まで開講いたします。
講師は昨年に引きつづき中国の花蓮事情に精通されているいる作家・池上正治先生です。
蓮に関心のある方でしたら、会員以外の参加も歓迎いたします。
前回(2013年)の「蓮部彙考」(博物彙編の第93巻)は、蓮に言及している最古の『詩経』(BC7世紀?)から、『爾雅』などの事典、『斉民要術』などの農書、医薬学の巨著『本草綱目』(16世紀)まで、歴代の文献中の「蓮」を総合的に講読しました。
今年(2014年)は「蓮部芸文の1」(博物彙編の第94巻)で、文学の中でも、叙情的な要素が強いとされる「賦」(ふ)に詠まれた「蓮」を読み解きます。。
具体的には、3世紀の閔鴻「芙蓉賦」から、6世紀の簡文帝「採蓮賦」、9世紀の白居易(楽天)「荷珠賦」、13世紀の劉詵「瑞蓮府」まで、計31篇。作品講読のほか、各時代の背景なども解説いたします。
★『欽定古今図書集成』 (きんていここんとしょしゅうせい)は、18世紀、中国・清 代の百科事典(類書)です。現存する類書としては中国史上最大で、巻数10,000巻からなります。本書は、清の康熙帝が陳夢雷(1651年 – 1741年)らに命じて編纂を開始、その後さらに雍正帝の命により、明の『永楽大典』に倣って蒋廷錫(1669年 – 1723年)等が増補し、1725年(雍正3年)12月に完成しました。
開講日 毎月最終土曜日 第一回は4月26日です。
会 費 一回5000円。
会 場 豊島区立勤労福祉会館会議室(池袋西口より徒歩10分) 電話
参加ご希望の方は事務局までFAX/メールでご連絡ください。
FAX 042-727-8724