感得蓮(かんとくれん) 一名(水戸感得蓮 みとかんとくれん)

白蓮 一重 大形

『白川候蓮譜』(国会図書館蔵),『水栽四君子』(明治36年)には、「水戸感得蓮」の名前で載っている。

『池のにしき』には、8月5日(写生)、「和蓮皆如此」とあり、『本草図譜』には、花豊に全く白色なり」とある。また、『水栽四君子』には、「極白爪青単弁大輪」とある。

蓮の花の名前にしては、変わっているので「感得」を、広辞苑で引くと、「1.感づくこと。幽玄な道理などを悟りしること。2.信心が神様に通じて、願いがかなうこと」とある。

江戸末頃から明治初期頃に模写されたと思われる、『白川候蓮譜』(絵師不詳)に、なぜ「水戸」の名前が付けられているのか不思議です。水戸と言えば、すぐ水戸光圀(義公1628~1700年)が思い浮かびます。文人としてもかなりの趣味人であったようである。

水戸の庭園や後楽園の池に蓮を植えて楽しんだ記録が残されています。『水戸義公全集』(上、中、下)には、和歌が三首、漢詩が約20首、載っています。明治末頃までは、栽培されていたようですが、現在は、伝わっていません。図は、『清香画譜』(1922年頃)に載っている「感得蓮」。

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