白万々蓮

日本最初の花蓮図鑑は、元老中首座であった、白河藩主・松平定信が江戸・築地の自邸である「浴恩園」で育成していた花蓮を、定信自身が約35品種を、1822年に描いています。それは『池のにしき』(桑名市博物館蔵)として今日まで伝わっています。同年、白河藩の絵師・星野文良は、松平定信の命により、『池のにしき』を写し、『池のにしき』に描かれていない品種と合わせて、約55品種の花蓮を描いた花蓮図譜『清香画譜』(天理大学附属図書館蔵)は、花蓮図譜の嚆矢とされています。

このような花蓮図譜が伝わっているのは諸外国にはなく日本独自のものです。また、馬場大助、飯室楽圃、高木春山なども、蓮図譜を描いていますので、順次紹介するものである「白万々蓮」 『池のにしき』(松平定信筆 1巻)1922年頃。『清香画譜』(星野文良筆 巻1 高さ31センチ、横15メートル)1922年頃。『池のにしき』の最初に描かれているのは、白蓮で八重の中~大型種、花弁数130枚前後の重量感のある、「白万々蓮」です。『清香画譜』では2番目に描かれている。『池のにしき』には、6月9日の「白万々蓮」から8月5日の「感得蓮」まで、この間に咲いた約35品種を、蓮の一番美しい開花2日目を主に描いている。「白万々蓮」は、江戸時代より今日まで伝わっている伝統園芸品種の1種ですが、来歴、命名などは不明です。図は『清香画譜』(天理大学付属天理図書館蔵)より。

hp白万々2

 

 

 

カテゴリー: 花蓮図鑑   パーマリンク