蓮の各部 7、「葉」

      蓮の特徴は、凛として水中から立ちあがる、花の美しさも一つであるが、緑の大きな葉が微風に優雅にゆれる光景もその特徴である。蓮の葉は、春になり水が温みだすと活動を始める。まず、前年に肥大した地下茎の先端(ラーナー、白蒻)が成長し始め節(ふし)を作り、また、ライナーが成長して節を作ることを繰り返します。葉の芽は節より一本の芽が出てきます。初めから3~4枚出てくる葉は、浮葉といって水面より立ち上がることはありません。そのあとに出てくる葉は水件から立ちあがる立葉が出てきます。葉芽は左右から丸まって立ちあがってきますので、巻葉(まきば)と呼んでいます。巻葉も開閉を繰り返して大きくなり立場になります。

蓮の葉の中心には、蓮の臍と呼んでいる、中盤、荷鼻があります。葉には葉脈と呼ばれる筋が臍を中心に大型種の葉では、21~24本程あります。これと葉茎がつながっていて地上と地下茎でガス交換が行われています。蓮の葉の表面は、細かい毛茸(こうじょう)で覆われているので水をはじく撥水制がり、競泳の水着や外壁のペイントにお応用されています。

僧正遍昭(816~890)の和歌に、

蓮葉(はちすば)の にごりにしまぬ心もて なにかは露を玉とあざむく

山口素堂(1642~1716)の句に

浮葉 巻葉 立葉 折葉 と はちすらし

蓮葉

 

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