蓮の糸(蓮絲 はすいと・藕絲 ぐうし)

蓮の茎から糸が取れるのをご存知しようか。かなり根気のいることですが、取れます。花茎、葉茎を折って引き延ばすと、茎の穴から糸状の繊維が出てきます。これは茎の維管束の導管についている繊維です。それを丹念に取って、紡いだものが蓮絲(藕絲)です。町田市の大賀藕絲館で採取していますが、40キロクラムの茎から、わずか2グラムくらいしか取れないようです。大賀藕絲館では、縦糸に絹糸を使い、横糸に蓮絲を使用して蓮絲織りを織っています。

ミヤンマーのインレイ湖では、蓮絲の採取が盛んで、ここでは縦糸も横糸も蓮絲を使用した製品が作られています。また、ここから蓮絲を仕入れ、日本独特の紡ぎ方で糸を紡ぎ、縦糸も横糸も蓮絲の着物と帯を作った方がいます。絹糸や紙子の製品より軽く丈夫とのことです。図は茎を折って伸ばしたところ。

蓮の糸

 

 

 

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