錦蘂蓮(きんずいれん)

紅蓮、八重、中型種。

錦蘂蓮は定信の『池のにしき』には、載っていず、星野文良の『清香画譜』には、図版が載っている。岩崎灌園の『本草図譜』には、「花形形色供に前条(紅碧台蓮 筆者注)と同じく唯実常のごとし。花弁外は大に中細く白色にして弁の先淡色なり」とある。

我が国最初の園芸書である、伊藤伊衛の『花壇地錦抄』(元禄8年、1695年)の、「水草のるい」の項に、「錦蘂蓮 唐れんなり花うす紅にて金色の筋あり」とある。江戸時代初期には、中国から観賞用の花蓮が輸入されていたことが分かる。錦蘂蓮は「妙蓮」の次に品種名がわかる蓮と思われる。江戸時代より今日まで伝わっている貴重な園芸品種である。 図版は、『本草図譜』より。

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