月別アーカイブ: 2013年3月

ビタミンCたっぷり・アチャール風漬物

日本食品成分表によれば蓮根100gにはビタミンCが55ミリグラムも含まれています。レモン100gには45ミリグラムですから、蓮根とレモンをつかったこのレシピは体にうれしいメニューです。
アチャールはインドの漬物で、生唐辛子と色々な香辛料でつくるのが基本ですが、ここでは唐辛子をサラダオイルで軽く炒めただけなので辛くありません。辛いのがお好みの場合は種をとり除いてしっかり炒めてください。
蓮根は2、3ミリ厚さの銀杏切りにし、7,8分程度蒸します。クミンシード、フェンネルシードを空炒りしてすり鉢で粗くくだきます。ターメリック、塩、レモン汁、サラダオイルとオリーブオイルを混ぜあわせ、密閉容器にいれた蓮根と混ぜ合わせ、1日以上寝かせます。時々容器を逆さまにして味を均一にします。ご飯にもカレーにもパンにも美味しくいただけます。
蓮根は茹でるより蒸す方が栄養が溶けださず水っぽくならないので、おすすめです。
                           (クリックすると拡大されます)

蓮根のアチャール

 

 

 

 

カテゴリー: 蓮を味わう | ビタミンCたっぷり・アチャール風漬物 はコメントを受け付けていません。

うちわ(団扇)

うちわ(団扇)の季節には、少々気が早いが、手元にあるものを紹介します.最近は骨が竹製のは、ほとんど販売用で、プラスチックの骨のものは宣伝用に配られるが多いようです。これがバッブに入れておいても壊れなくて丈夫で重宝しています。

上段(中国)はお土産用で、歴史上の人物が多いようです。日本のものは、販売用もありますが、お祭りなど催事の時に来場者に配るものが多いようです。黄蓮は友人が描いた肉筆です。

うちわの語源は、ウィキペディアによると、熟字訓である。大型の翳(は)に比して実用的な小型の翳と区別され、それを用いて害(ハエや蚊などの虫)を打ち払うことから「打つ翳」→「うちわ」となったのが一般的な説である。病魔などを撃ち払う払う魔除けの意味もあったとされる。団扇の歴史は、その意匠(形状、材質、構造)ならびに機能・用途、意味・意義、背景・時代の特徴からみて、主に5つの時代に分類できる。以下はウィキペディアを参照ください。

うちわ

カテゴリー: 蓮コレクション | うちわ(団扇) はコメントを受け付けていません。

蓮根のうす造り

新鮮な蓮根が手に入ったら是非試していただきたいのが、この食べ方。うす造り、つまり蓮根のお刺身です。スライサーで0.5~1ミリに切った蓮根を酢水に放ち、タンニンで黒ずむのを防ぎます。タンニンは胃壁を守るといわれているポリフェノールの一種なので有害ではありませんが、料理は見た目も大事かな?と。
ザルに入れ、たっぷりの熱湯をかけまわし、うっすらと透明になったら(15ー20秒位)、すぐに氷水にとりシャッキリさせ、器に盛ります。熱湯に浸しても良いでしょう。
ごく少量の塩、ワサビをのせ、そのまま召し上がれ。蓮根本来の味をたのしんでいただきたいので。
熱湯をかけた蓮根はヌルヌル・ネバネバしています。糖と蛋白質が結びついた成分、ムチンが作用しています。オクラやモロヘイヤ里芋などにもムチンが含まれています。

蓮根の薄造り

カテゴリー: 蓮を味わう | 蓮根のうす造り はコメントを受け付けていません。

蓮の各部 7、「葉」

      蓮の特徴は、凛として水中から立ちあがる、花の美しさも一つであるが、緑の大きな葉が微風に優雅にゆれる光景もその特徴である。蓮の葉は、春になり水が温みだすと活動を始める。まず、前年に肥大した地下茎の先端(ラーナー、白蒻)が成長し始め節(ふし)を作り、また、ライナーが成長して節を作ることを繰り返します。葉の芽は節より一本の芽が出てきます。初めから3~4枚出てくる葉は、浮葉といって水面より立ち上がることはありません。そのあとに出てくる葉は水件から立ちあがる立葉が出てきます。葉芽は左右から丸まって立ちあがってきますので、巻葉(まきば)と呼んでいます。巻葉も開閉を繰り返して大きくなり立場になります。

蓮の葉の中心には、蓮の臍と呼んでいる、中盤、荷鼻があります。葉には葉脈と呼ばれる筋が臍を中心に大型種の葉では、21~24本程あります。これと葉茎がつながっていて地上と地下茎でガス交換が行われています。蓮の葉の表面は、細かい毛茸(こうじょう)で覆われているので水をはじく撥水制がり、競泳の水着や外壁のペイントにお応用されています。

僧正遍昭(816~890)の和歌に、

蓮葉(はちすば)の にごりにしまぬ心もて なにかは露を玉とあざむく

山口素堂(1642~1716)の句に

浮葉 巻葉 立葉 折葉 と はちすらし

蓮葉

 

カテゴリー: 蓮の豆知識 | 蓮の各部 7、「葉」 はコメントを受け付けていません。

芽蓮の煮びたし

蓮根の先の芽を芽蓮(めばす)といいます。芽蓮はとても傷みやすいので、店頭で売られることはあまりありませんが、もし見つけたら是非味わってみてください。のびた芽はかなり苦いですが、野趣に富んだ苦味が味わえます。短い芽は柔らかく少しほくほくしています。出汁汁で茹で、酒、醤油、味林で味付けをし、そのまま冷まします。伸びた芽の先を良く見ると、蓮の巻き葉の形をしています。芽蓮の煮びたし(クリック・画像拡大)

カテゴリー: 蓮を味わう | 芽蓮の煮びたし はコメントを受け付けていません。

学会例会案内 一年後には中国の蓮の歴史の専門家に!

日本蓮学会では、毎月最終土曜日に例会を開きます。

今年の課題は中国の古典に蓮の花はどのように取り上げられて来たかを勉強します。中国の古代の蓮を研究するのに、最高の教科書がありました。それは、『欽定古今図書集成』 博物彙 草木編 93巻~98巻です。本会ではその中の、博物彙 草木編 93巻蓮部彙考を学びます。

『欽定古今図書集成』 (きんていここんとしょしゅうせい)は、18世紀、中国・清代の百科事典(類書)です。現存する類書としては中国史上最大で、巻数10,000巻からなります。本書は、清の康熙帝が陳夢雷(1651年 – 1741年)らに命じて編纂を開始、その後さらに雍正帝の命により、明の『永楽大典』に倣って蒋廷錫(1669年 – 1723年)等が増補し、1725年(雍正3年)12月に完成しました。

講師に中国の花蓮事情に精通されている、作家・池上正治先生におねがいして、中国の『欽定古今図書集成』 博物彙 草木編 蓮部語彙 第93巻 を一年かけて解読していただきます。

江戸時代、中国より日本に輸入された書物の大半は、日本語に翻訳されていますが、『欽定古今図書集成』は膨大なためか、訳されていません。蓮の花の宝庫である本書を解読することによって中国の蓮の歴史が多少なりとも解るものと思います。

第93巻の内容は、詩経、周禮、爾雅、南方草木状、斎民要術、陸疏広要、酉陽雑爼、種樹書、埤雅、爾雅翼、清供録、家清供、花疏、瓜蔬疏、三歳図会、農政全書、本草綱目、遵生八牋、草花譜、羣芳譜、直省志書。花蓮について各時代の蓮の様子が書かれています。これを学ぶことによって中国の太古から明中期頃までの花蓮の歴史が解明されるものと思われます。

蓮に興味ある方でしたら、会員以外でも参加を歓迎します。日程は下記のとおりです。

場所  豊島区の勤労福祉会館

日時  毎月、最終土曜日

3月30日に1回目を開催します。

(ただし、4月の分は5月7日(火)に変更になります)

時間  17時30分より20時30分

会費  毎回¥5000円

参加希望者は事務局までお問い合わせください。

白洋淀

写真は、中国「白洋淀」の花蓮の大群生地。もう一度訪ねたい場所の一つです。

 

 

カテゴリー: 例会記 | 学会例会案内 一年後には中国の蓮の歴史の専門家に! はコメントを受け付けていません。

大賀藕絲館「蓮の香り あぶらとり紙」新発売。

「大賀藕絲館 蓮の香り あぶらとり紙」ができました。
100枚入り 420円。

4月1日から同館とギャラリー<季の風>(ときのかぜ)で販売。
詳しくは  http://homepage3.nifty.com/tokinokaze で。

あぶらとり紙2点

カテゴリー: 蓮関連ニュース | 大賀藕絲館「蓮の香り あぶらとり紙」新発売。 はコメントを受け付けていません。

緑紅白蓮(りょくこうびゃくれん) 白蓮 一重

『池のにしき』には、「花巾紅糸なし 紅糸白替」と記されていて、『本雑図譜』には、「花弁長く白色にして中は小黄色を帯へり」とある。

漢和辞典には、「緑紅」の出典を、杜牧・詩「千里鶯啼緑白映」で、「青い葉とくれないの花」と出ている。しかし、現物は「白蓮」なので、どのような理由で「緑紅白蓮」にしたのかは不明である。現在は絶えて伝わっていない。図は星野文良筆『清香画譜』に載る「緑紅白蓮。

緑紅白蓮

カテゴリー: 花蓮図鑑 | 緑紅白蓮(りょくこうびゃくれん) 白蓮 一重 はコメントを受け付けていません。

「蓮の鉢栽培」講習会のお知らせ


日時 4月12日(金曜日) 午前10:00~
場所 町田市社会福祉法人 大賀藕絲館(大賀藕絲館)
講師 大賀藕絲館・館長(日本蓮学会会員)梅原 隆
費用 1,500円(花蓮種蓮根つき・品種の指定はできません)
     見学のみも可(無料)
お問い合わせ・申込はギャラリー<季の風>まで、メールまたはFAXで
お願いいたします。後日ご連絡をいたします。
tokinokaze@nifty.com

大賀藕絲館へのアクセスは同館のホ-ムページをご覧ください。
http://www13.ocn.ne.jp/~gusikan/Traffic.html#

カテゴリー: 蓮関連ニュース | 「蓮の鉢栽培」講習会のお知らせ はコメントを受け付けていません。

蓮の花の各部 6 、「葉茎」、「花茎」

蓮の「葉茎」・「花茎」は、地下茎(レンコンと呼ばれているのは、蓮に根ではなく蓮の地下茎です)の節から生え、茎の途中には節(ふし)がなくまっすぐに成長します。地下茎は伸長しながら節を作り、その節から最初に出てくるのは「葉茎」で、この葉は浮葉となり水面上に浮きます。これを何度か繰り返すと、今度は水面から抽出する「巻葉」が出てきて、やがて丸い大きな立葉になります。これも何度か繰り返すと、続いて節から「花茎」が出てきます。茎の中は通気孔が通っていて、地上と地下茎でガス交換が行われます。また、通気孔の周りには、水分や栄養分を送る維管束(いかんそく)が通じていて、茎を折ると、維管束から非常に細い白い糸のような繊維が出てきます。これを撚って糸にしたものが藕絲です。これを織ったものが藕絲織です。藕絲は40キロの茎からわずか2~3グラムほどしか取れません。根気のいる仕事です。藕絲織が盛んなのは、ミヤンマー国のインレイ湖で、世界から注目されています。ここの藕絲で着物をあつらえた日本人がいます。藕絲織の反物は、絹や紙子(和紙で織っ反物)のたんものより軽いです。蓮の花を愛した原三渓の横浜の三渓園には、茶室の天井や飾り戸を蓮の茎で用いています。また、蓮の茎の繊維で漉いた紙を「蓮紙」を町田市の「大賀藕絲館」で作っています。茎には沢山の刺があります。図は茎を折って蓮絲が出てきたところ(左)と茎の刺(右)。

茎とげ

 

カテゴリー: 蓮の豆知識 | 蓮の花の各部 6 、「葉茎」、「花茎」 はコメントを受け付けていません。