月別アーカイブ: 2013年4月

蓮の葉の下で・・・

彫刻家・前田忠一展でみた十一面観音。高さ80㎝。
十一面観音といっても十一面は氏のライフテーマである少年の顔。
蓮の葉の下にたつ観音像は珍しい。前田氏の言葉によれば、仏師ではないので自由な発想で彫った、と。(クリックすると拡大されます)
                         前田さん蓮葉彫刻

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蓮の話 双頭蓮と蓮の曼荼羅   牧野富太郎(植物学者 1862~1957)

諸君は、諸処の池において「蓮」を見ましょう。その清浄にして特異なる傘状の大きな葉とその紅色もしくは白色の顕著なる花とは、一度これを見た人のけして忘るることのできぬほ立派なものであります。またその蓮根と呼ぶものを諸君は食事の時にときどき食するでしょう。その孔の通った奇異なる形状はこれまた諸氏の常に記憶するところのものでありましょう。

通常蓮根と呼んで食用に供する部分は、世人はこれを根だと思っておりますが、これは決して根ではありません、それならばこれがなんであるかと言えば、これは元来蓮の茎の先の方の肥大した一部分であります。この茎はすなわち蓮の本幹と枝とであってあたかもキュウリやナスビなどの幹と枝とに同じものです。このキュウリやナスビなどはその幹枝が空気中にありて上に向かい立っておりますが、蓮では幹枝が水底の泥中にあって横に匍匐(はふく)しているのです。ことごとく泥中や地中にある幹枝を学問上では根茎ともいえば地下茎とも言います。それゆえ通常常世人が称する蓮根なるものは学問上より言えば地下茎、一名根茎と言わねばなりません。また、蓮根を雅に言えば蓮藕また単に藕とも称えます。(以下略 続きに興味ある方は植物記を参照ください)『植物記』(桜井書店 1943年)、ちくま学芸文庫『植物記』。

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印籠

江戸時代に旅をするとき、薬入れ、煙草入れや小物入れを、腰の帯にぶら下げる入れ物。このように、腰に下げる小さな容器 を「印籠」とよんでいますが 印籠に蓮文様が添えられるのは非常に珍しいです。図版の本体は、竹を精巧に編んだものに、象牙を彫った蓮の葉の留め金が付いています。とんぼ玉と根付は残念ですが、蓮ではありません

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実生から花蓮をそだてるには

花蓮を咲かせるのには、次の2つの方法があります。一つは種蓮根から咲かせる方法、もう一つは蓮の実から咲かせる方法があります。ここでは実生(蓮の実から育てる方法)から育てる方法を記します。花蓮を育てている方はもうほとんど植え替えが終わったと思いますが、これから実生から育てても条件がうまくいけば夏の終わりころには花が咲きます。

実生からの方法を簡単に記します。蓮の実は外側の皮が非常に硬いのでそのまま植えても芽は出てきません。まず蓮の実の横をニッパーかヤスリで実の中の白い小葉が見えるまで削ります。(実は小さくて硬いのでニッパーを使うときは注意してください)。削りおわったら、小さな透明な瓶に水を入れてその中に実を入れて、日当たりのよい場所に置いて下さい。水は毎日替えましょう。瓶にいれて、4~5日経過すると実から小さい葉が出てきます。実からは最終的には4枚の葉が出てきますが、2枚か3枚出てきたら、鉢に植えましょう。鉢には、荒木田と黒土を混ぜたものに肥料を入れて準備しましょう。葉が出てきた実を鉢に植えるのですが実が隠れる位に植えてください。鉢の水は実から出てきた葉が水に隠れないように調節しましょう。鉢の置く場所は、日当たりのよい場所に置いてください。蓮の育成は、日当たりのよい場所が一番です。水は時々取り替えましょう。

長くなりますので今回はここまで、5月中頃、続きを掲載します。

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大和錦(やまとにしき)

紅、一重、碗蓮・茶碗蓮。定信の『池のにしき』には、7月2日、「大如図、如此小蓮満開せずして落下す、ゆえに中開くを真写す」とあり、『本草図譜』には、「白川公の蓮譜の図茶碗蓮の類にして花小く淡紅色実も小にして房中に4、5類を結へり」とある。大和錦は残念であるが今日伝わっていません。

碗蓮について、伊藤伊兵衛(1669~1757?)は、日本最初の園芸書である、『花壇地錦抄』(元禄8年 1695年)で、「小蓮花 小りん 葉ハ水あふいのごとくあいらしき花葉なり」と記していて、江戸時代の初期に碗蓮がすでに育成されていたことが確認されている。しかし、日本古来のものか、渡来のものか、詳細は全く不明である。蓮愛好家の間では、碗蓮、茶碗蓮の人気が高く、中国での品種開発は盛んで、約200品種ほど作出されています。中国の大都市には、花蓮公園があり碗蓮コーナーがあります。なお、今日の品種分類では、碗蓮と茶碗蓮(小型種)を区別しています。碗蓮は花の直径が10センチ以下、花茎の高さ30センチ以下です。花径が10~15センチ位のものを茶碗蓮(小型種)と呼んでいます。

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『世界の花蓮図鑑』刊行記念写真展のお知らせ

『世界の花蓮図鑑』 勉誠出版・定価18,000円+税(日・中・英、参加国後)
三浦功大(日本蓮学会会長)・池上正治(蓮文化研究会理事)共著

会場 京橋エトワール画廊 11:00~18:00 休日:4月21日(日)    

     東京都中央区京橋2-6-13  
    電話 03-3561-2041 FAX 03-3561-6340
対談 「世界の花蓮」 三浦功大VS池上正治
    会場 京橋区民会館(エトワール画廊徒歩1分)
    日時 4月27日(土) 13:00~

『世界の花蓮図鑑』カバー『花蓮図鑑』写真展チラシエトワール画廊情報

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蓮文豆皿

矢島 操作・掻き落とし絵変わり蓮文豆皿。 サイズ 縦6センチ 横4㎝。
滋賀県琵琶湖の南、草津は日本でも有数の蓮の群生地ですが、そのすぐ近くに窯をかまえる若い作家の作品。
豆皿の中にゆったりと描かれた蓮の花。おおらかな作風と絵変わりが気に入っています。蓮を眺めていたいので、もっぱら箸置きとして愛用。
矢島操豆皿

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蓮の鉢栽培・植え替え講習会

 4月12日、町田市大賀藕絲館の裏庭で植え替え講習会が行われました。
講師は梅原館長(当会会員)。昨年開催された「蓮―Lotus Land」展では、中庭に35品種61鉢の蓮の花が次々と咲き、来館者を楽しませましたが、その蓮を咲かせたのが梅原館長です。
あの鉢は現在大賀藕絲館が管理中、博物館での二度目のお披露目待ちです。
 農家で育ち、現在も家庭菜園で野菜作りを楽しんでいる梅原さん。25年間の藕絲館の広い蓮田栽培と鉢栽培の話は、蓮だけではなく多くの経験に基づく充実した講習会でした。帰りには希望者に種蓮根をお渡しし、今年の夏の成果を来年報告することを約して散会しました。

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蓮の干菓子

友人が贈ってくださった京都の干菓子。和三盆の品のよい甘さです。
夏の花の中に蓮が入っているのはありますが、一箱全部が蓮、は珍しいです。蕾、開花、葉、どれもそれぞれの特徴がちいさなお菓子にあらわされています。日本の和菓子は本当に美しい。
ちょうど「蓮の香りあぶらとり紙・発売記念展―蓮のデザインの道具展」の会期中なので、お客様にお出しすると「まあ食べてしまうのが勿体ない・・・」と、しばらく眺めていらっしゃいます。蓮の味がするわけではありませんが、「目のご馳走」として蓮を味わうコーナーでご紹介しました。

蓮の干菓子

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プラスティックの蓮柄セット

 電子レンジ対応のアメリカ製の食器。 皿 直径21.5㎝  ボール 直径14㎝
蓮の花、葉、果托がごく淡い色でプリントされています。4年前に北京の百貨店で購入しました。日本の銀座にあたる王府井(ワンフーチン)という通りにあり、輸入品やブランド物ばかりを扱っている高級店です。家庭用品売り場の洒落た鍋やコーヒーカップが並ぶ中で、この器を見つけました。大きな皿は88元(1300円位)ボールは78元。中国の物価から考えると、ちょっと高かったので迷いました。倹約旅ゆえ贅沢はできません。しかし蓮コレクションは別腹、いや別財布です。
小さい浅鉢はシリアルやサラダ用でしょうか?大きな皿はハンバーグとフライドポテト?
さて、どんな蓮料理を盛りましょうか・・・

アメリカ製3点セット

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