月別アーカイブ: 2013年5月

花粉の瓶詰め

蓮の花には蜜線がないのでハチミツは採れませんが、雄しべからは花粉が採れます。
花粉はミツバチが自分たちの栄養源として集めます(「蓮の豆知識」の項参照)。これは3年前に三浦会長が上海の漢方薬局で見つけたもので、「高かった」そうです。国土が広い中国では蓮田も広く、蓮花粉100%の瓶詰めがあるんですね。
中国語なので正確にはわかりませんが、そこは漢字同士の国、こんなコトかなー、と判断し、分からない部分はそのまま記しました。
・内容 荷花花粉・配料 100%純花粉 ・服用方法 朝晩一回毎回3から5gを湯か水で溶かす ・貯蔵方法 冷暗所 ・注意事項 本品不能代替葯物、有花粉過敏者慎用
別枠に、かなり小さな字で花粉の性質および効能らしきコトが書いてありました。
とにかく食べてみよう、と友人たちと小匙1杯くらいを試食しました。わずかな苦味がある程度で特別な特徴は感じられませんでした。
後日、中国語に堪能な方に読んで貰ったら「これは男性の精力増強サプリメントです」。

花粉団子解像fb
花粉

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蓮餡の月餅

月餅はおめでたい席でいただくお菓子で、大きな月餅を皆で切り分けて、幸せを分け合うという意味があります。蓮の実は子孫繁栄の象徴ですから、結婚式の引き出物には欠かせません。これは直径8㎝ 高さ4㎝ですが、ずっしりと重く、ねっとりとした皮と餡で、8分の1でも食べ応えがありました。
表面に「蓮容」の文字が見えます。中国では、蓮の各部の名称が時代によって変化していきますが、紀元120年頃(後漢)の呼び方では、開いた花を「芙蓉」、花托や蓮の実を「蓮」と呼び分けていたそうです。(三浦功大著『蓮への招待』より)。バリ島タバナン焼き蓮の葉型のお皿にのせました。
月餅

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書籍 

蓮の花を世界で一番愛した男『内田又男選集 巨椋池の蓮』
2006年(2400円+税)西田書店

干拓のためなくなった、京都・巨椋池(おぐらいけ)の蓮を、跡地から種子を探し出  し開花させ30年後に蘇らせた内田又男(故)の足跡を、三浦功大が編集。巨椋池に咲いていた主な品種のうち13種と、内田が作出した9種の花蓮のカラー写真を掲載。

★『行田蓮』田島真一・三浦功大 2009年(1800円+税)アトリエ・ミウラ
2000年の眠りから目覚めた「行田蓮」と、蓮の品種、解説を分かりやすく書いた
写真、資料満載の本。

★『世界の花蓮図鑑』三浦功大・池上正治 2012年(18,000円+税)勉誠出版。
花蓮の品種と特徴、命名のいわれ、エピソード、世界の蓮の景勝地などを日英中三か国語で解説、大型カラー写真で紹介。「花蓮学ノート」では世界の蓮にまつわる話を、図版多数で紹介。

*お申込みは問い合わせメールでお願いいたします。
別途、送料がかかります。

『巨椋池の蓮』

『行田の蓮』

『世界の花蓮図鑑』_0001

 

 

 

 

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湘妃蓮(しょうひれん)

湘妃蓮      白蓮 八重 大型

岩崎灌園筆の『本草図譜』には「自園の物の図、花形芍薬に似て白色に微し青ミあり」とある。灌園は幕府より現在の文京区に土地をかりて、草花を育てているので、そこで咲いたものと思われます。「湘妃蓮」は、『池のにしき』や『清香画譜』に載っていないので、灌園が独自に入手して育てたものと想像しています。図版は他には、『花蓮図譜』(武田薬品杏雨書屋蔵)にも載っています。

中国には、「湘妃」に関する次の伝説があります。「湘妃 尭の娘で、舜の妃となった娥皇と女英が、舜の死を嘆き悲しんで、湘水に身を投げて、女神となったという」。中国からの輸入品種か。それとも在来品種に灌園が伝説の名前をつけたものかは不明です。現在は伝わっていない。図は『本草図譜』に載る「湘妃蓮」。

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「ハスと人間」  宮本常一(みやもと つねいち 1907年~1981年 日本民俗学者) 

   蓮は方々の庭園の池に水蓮などとともに植えられていて、6月頃に花をひらき、一つの点景をなしている。つまり観賞用の植物なのであるが、単に観賞用としてではなく、早くからその根を食用に供することを知っており、一般民衆には食用作物として作られ、親しまれていた。そして低湿地帯の農家の多くは、屋敷の周りに蓮田か蓮池をもっていたものである。だから6月頃になると、近畿、濃尾などの平野の村々には必ず、蓮の花の咲いている風景をみかけたものであった。とくに大垣、岐阜付近にはこの蓮田が広く蓮の花の上に村が浮かんでいるような風景さえ見られた。

  このように蓮は低地に作られたばかりでなく山間でも、沼地や深田のようなところには蓮が植えられていた。今はすっかり美田になっている広島県志和町の野は、もとは一面の湿田であった。山間の盆地状のところで、そのくぼみになったところは米を作ろうにも作りようのない沼地であったという。それでも人は米の作れるようなところへは土に丸太をよこたえ、その上に乗って稲を植え、秋は刈りとったのだが、その稲さえ植えられなかったところは蓮を植え、夏はその大きな蓮の葉におおわれ、花が咲き、それこそ極楽のように楽しかったこと、当時のことをおぼえている古老が話してくれたことがある。(以下略)『宮本常一著作集 43巻』(未来社 2003年)「ハスと人間」より。

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フランスのティッシュの蓮文様

5月1日、塩澤さんが、1920年代のフランスの石鹸の包装紙を紹介されていますが、現在、フランスで販売されている、ポケットティッシュとティッシュボックスを紹介します。フランスで蓮の花がどのように,扱われているのか分かりませんが、他には香水の瓶やチラシ、エルメスのスカーフやティーカップなどにも蓮文様のものがあります。

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薬膳ちまき蓮の葉蒸し

横浜中華街の点心専門店で見つけた「薬膳ちまき」。冷凍を持ち帰り、強火で蒸し上げました。最近の冷凍食品はレンジでチンが主流ですが、お店の人から「レンジだと蓮の葉がパリパリになってしまうので、必ず蒸してください」と言われました。蓮の実が少しくずれてしまいましたが、味は抜群でした。松の実、木耳、干し貝柱、ハト麦、山芋、棗、クコの実を湯葉でくるみ、その上から二枚重ねの蓮の葉で包んだ粽です。味付けもおだやかで、体にやさしい味でした。片手にのるサイズなので、一つではちょっともの足りませんが、蓮の葉をそーっと広げながら、何がでてくるのかしら?と楽しめる点心です。

薬膳ちまき蓮の葉蒸し

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蓮の家紋4

最後に「たがいれんげ」。

家紋14

家紋集

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蓮の家紋3

上から「うわむきれんこんきりくち」「いつつれんげ」「ふたつれんげ」「ちりれんげ」。葉や果托だけでもレンゲとして命名しています。

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蓮の家紋2

上から「たちれんげ」「れんこんきりくち」「ほそい(輪に)にれんげば」「みつれんげ」。3番目「細已ニれんげ葉」の「已」は万葉仮名の「い」のようです。

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