日別アーカイブ: 2013年6月1日

蓮の葉の撥水性(はっすいせい)と毛茸(もうじょう)

関東も今年は早々と梅雨に入りました。梅雨は気分がすぐれませんが、一度小雨の蓮田を覗いてみてください。蓮の葉に溜まる水玉の動きが、非常に軽やかで見ているだけで楽しいです。蓮の葉の表面は10マイクロメートルほどの長さで、頭が半球の突起で覆われています。この表面の突起のため、葉の表面には直接水が浸透せず、表面張力により撥水性とよばれ、水が集まり蓮の露と呼ばれる水滴になります。この水滴が微風によって葉の表面を転がる風情を、日本人は愛でてきました。

近年、この撥水性を応用して、ナノテク、薄膜技術、繊維などの分野での研究がさかんです。オリンピックの競泳の水着に応用されたのは記憶に新しいです。DSCN8717

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文房四宝(ぶんぼうしほう)の内の「紙」の蓮文様

非常に残念ではあるが、まだ、蓮文様が印刷されている和紙や、蓮文様が漉きこまれている和紙を、長年探し求めているが、こんにちまで、女神はほほえんでくれていない。伝統的な京都の唐紙や江戸の千代紙にも無いようである。

しかし、悲観的なことだけではない。東京町田市の「大賀藕絲館」は、100%蓮の茎を素材にした「蓮紙」を何年も前から制作している。愛らしくて、とても墨を付けるきにはなれない。図は、大賀藕絲館製の「藕紙」。「大賀藕絲館」では、蓮を素材にしたいろいろな商品を販売している、興味のある方は一度訪ねてみては。

蓮紙1

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