月別アーカイブ: 2013年8月

蓮茶づくりを見る

ハノイ・タイ湖の蓮を使って蓮茶はつくられる。その一部は見られるが、最終工程は一般には公開されていない。早朝、1人乗りの小舟で湖に棹をあやつって二日目の蓮を次々と摘み取る。花弁をはずし花托から雄しべの先端の白い部分(葯隔突起)と、雄しべ周辺のちいさい花弁のみを収穫し、太原茶や山雪茶など高山で育った茶葉と混ぜ合わせ、2日間蒸して専用の紙袋に入れ、乾燥させる。翌日、古い葯をすべて取り出し、最初と同じ工程を再び行う。これを7,8回繰り返し、3週間ほどかかって、本物の蓮茶が完成する。蓮茶1㎏作るのに、約1500本の花を必要とする。花粉を目当てにミツバチもやってくる。蓮茶づくりは5月下旬から3カ月間の夏だけの仕事だ。

タイ湖蓮花採集1

 

 

 

 

 

蓮茶花弁むしりと葯とり

 

 

 

 

 

蓮茶葯採り

 

 

 

 

 

蓮とミツバチ1

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ベトナムの蓮茶用の蓮

宮廷時代から続いているベトナムの蓮茶。その蓮はハノイ・タイ湖に咲いている百葉蓮だという。帰国後、三浦功大会長に聞いたところ、中国の蓮だそうだ。タイ湖にいつからこの蓮が咲いていたのかは分からない。ピンク・大型・八重で香りがとても良いことから、使われている。2日目早朝の雄しべの葯(葯隔突起)を採集して茶葉と混ぜるため、タイ湖には2日目の美しい蓮の蓮が咲いていることは滅多にない。この朝は、たまたま採られずに残っていたので運が良かった。

タイ湖

 

 

 

 

 

 

タイ湖百葉蓮二日目

 

 

 

 

 

 

タイ湖百葉蓮三日目

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蓮の葉茶とベトナムのお菓子

自家製の蓮の葉茶と、ベトナムのスーパーマーケットで買った蓮の実のお菓子。ジンジャー味です。ベトナム(今回はハノイ)には他にも蓮の実のお菓子が色々ありますが、このお菓子は人気があるらしく一つだけ残っていました。ポリっと噛みごたえがあり、甘くないので蓮の葉茶とよく合います。茶器はバッチャン村で買ったもの。蓮弁に見立てた小皿も同じくバッチャン村で見つけました。

蓮の葉茶とジンジャー味の蓮の実

 

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自家製 蓮の葉茶

蓮の葉茶は中国では昔から飲まれていて、ノンカフェインで減肥効果があり、かの楊貴妃も愛飲したと言われています。薬用茶といえば良いでしょうか。ほんのり蓮の葉の香りとお日様の匂いがするお茶です。私は熱湯で埃を洗い、それから天日干しをします。焙煎する方法もあります。蓮の葉がしっかりと厚みがあり、緑色が美しいものを選びます。
緑の器は蓮の葉の形をしたベトナム製。

自家製蓮の葉茶

 

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はすの実おこわ

今日は町田市・薬師池公園の観蓮会。毎年、市内の和菓子舗「蛸八」さんの「はすの実おこわ」が販売される。店舗では普段販売されない品物。おこわと蓮の実を蒸すタイミングが難しく、蒸し過ぎると割れて形が悪くなり、早いと硬くなってしまう、とはご主人の話。うすい塩と醤油で味付けされている。

蛸八の蓮の実おこわ

 

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TBSで象鼻杯の様子が放送されました。

8月2日、東京都公園協会の主催で上野不忍池観蓮会ウオークが開催されるにあたり、最終到着地「下町風俗資料館」前で象鼻杯をしてほしい、との依頼が前日にきました。日本蓮学会と園芸文化協会が急遽手配をし、不忍池の蓮を目の前にして、荷葉の香りのする東京の銘酒「澤乃井」を楽しんでいただきました。また、参加者45人には町田の「はすの実最中」がお土産として配られました。
その様子が2日夜、TBS「森田さんの天気予報」で短時間ですが放送されました。観蓮会・象鼻杯、今後盛夏の行事として広まる気配を感じました。写真はありませんが、ご報告です。

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町田市・大賀藕絲館の蓮まつり

障がい者の人たちが働く場として町田市の社会福祉法人・大賀藕絲館(おおがぐうしかん)は全国でも珍しい活動をしている。町田市と契約している近隣農家7軒とともに管理栽培している1万平米の蓮田から採れる蓮を利用して、様々な蓮グッズを製作販売しているが、毎年7月最終の週末には「蓮まつり」を開催する。藕絲館の建物内外では「蓮糸織」「蓮の実おこわ」「蓮の実ケーキ」「果托の茶托」などを販売。建物から少し離れた蓮田では、日本蓮学会の会員でもある梅原館長と塩澤が、蓮の説明や、香りの体験、そして目の前の蓮田から切り取った蓮の花、葉をその場で水揚げして販売する。今年も27日28日(土・日)の二日間7時から12時まで大勢のお客様が見えた。写真は友人が撮ってくれたもの。

P7286702 (2)大賀藕絲館蓮まつり

 

 

 

 

 

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「不忍池の蓮と蓮見」

7月30日に行われた不忍池の観蓮会に先立ち、三浦功大・日本蓮学会会長が『緑と水のひろば』(公益財団法人・東京都公園協会広報誌夏)に表題の文を寄稿しました。ごく一部ですが掲載いたします。

不忍池に蓮が繁茂して蓮見が盛んになったのは、当時の名所案内書『江戸雀』(1677)に「涼しやと池の蓮を見かえりて誰かわあとを不忍池」(中略)とあるので、遅くとも1670年代には蓮見の人達で賑わっていたと思われます。(中略)不忍池で行われた観蓮会の初出は1792年、儒学者・山本北山が愛弟子の夭逝を悲しみ、門下生40名ほどで池畔の茶屋で追悼詩筵(しえん)を開いています。(中略)明治初期以降しばらく観蓮会は絶えましたが、昭和11年の夏、牧野富太郎、大賀一郎らの植物学者が中心となり復活しました。不忍池は戦時中田んぼにされ観蓮会は中断したものの、戦後復活して大賀一郎が引き継ぎました。大賀が亡くなると、東京都公園協会が引継ぎましたが、平成11年まで行われましたが、その後は途絶えていました。この歴史ある不忍池の観蓮会が、昨年の全国都市緑化フェアーTOKYOUをきっかけに復活の気運がおこり、今年から園芸文化協会が定例的に開催するとのことで大変嬉しい限りです。(後略)

(事務局からの補足)
東京都公園協会が行っていた観蓮会がいつまで続いていたかは、記録が正確ではなく不明、というのが正しいようです。

『ひろば』表紙

 

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上野不忍池で観蓮会が開かれました。

さる7月30日(火曜日)、東京上野不忍池にて観蓮会が開催されました。主催は社団法人・園芸文化協会。江戸東京博物館開館20周年特別記念展「花開く江戸の園芸」展の初日にあわせて開かれたものです。朝8時、江戸園芸研究家・小笠原左衛門尉亮軒氏の解説で上野動物園内の蓮池散策の後、弁天堂書院にて講演会が開かれました。床の間には小笠原氏が生けられた見事な蓮一色立華があり、書院窓からは不忍池の一面の蓮が臨まれる、という最高のロケーションです。寛永寺長臈・浦井正明先生の「仏教に出てくる蓮という語について」の講演、つづいて小笠原氏の「江戸時代の蓮」の講演。その後、日本蓮学会の協力で「象鼻杯」の歴史解説とデモンストレーション、そして、弁天堂外で不忍池の蓮を眺めながら参加者全員(95名)に象鼻杯をたのしんで頂きました。土地柄、外国人も多く飛び入りの旅行者もあり、和気あいあいとした雰囲気で終了しました。

「花開く江戸の園芸」7月30日―9月1日 江戸東京博物館

華開く江戸の園芸チラシ表_0002

 

 

 

 

 

 

 

小笠原会長立華解説

 

 

 

 

 

 

 

象鼻杯1-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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